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ADHDでもストラテラ・コンサータなしで上質な生活はできる!タスク管理のコツを解説・その1

ADHD

このブログや姉妹ブログで過去に書いたように、私は一時期ストラテラやコンサータを飲んでいました。

しかし、フリーライターという「ADHD特有のメリット」を活かすべき仕事についたため、「普通に近くなる代わりに凡庸になる」投薬をやめることにしたのです。

過去の記事に書いたとおり、ストラテラは飲まなくなり、現在はコンサータも終了できています。

これを読むとADHDのみなさんは「それで自分の面倒ちゃんとみれてるの?」と心配されるでしょう。

しかも、過去記事の時点では仕事さえできれば満足だったんですが、そのうち欲が出て

瞑想やティータイムやエクササイズやフェイスケア、外出や読書、仕事のための自習も「一日のうちに」やりたくなってきてしまったんです。

当初はこんなエグゼクティブかセレブみたいな生活、私の前頭葉とドーパミン量でできるわけないと思いました。しかし、いくつかのコツを押さえることで、意外にきちんとやれているんです。

このブログでは3回に分け、ADHDが

「生きるためにタスクをこなす生活」にとどまらず、「投薬なしでも充実した生活」をする

ために行ったことを紹介します。

記事がかなり長くなってしまったので今回は「充実した生活を送るための土台について」、次回は「実際に活用しているアプリとそのメリット」、次々回は「ADHDでもこなせる!一日の計画を立てるコツ」をテーマとしたいと思います。

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何度も繰り返したことはできるようになる不思議

何度でもいいますが、私の記事を読んだとしても、ストラテラやコンサータを始める・止めるなどはまず専門医に相談してください。

また、ここで述べる方法が役に立つかどうかは、発達障害の度合い、不得意分野の仕事や受験中等そのとき当人にかかっている生活強度によっても異なります。

さて、無投薬でも充実した生活を送れている秘訣の一つは、投薬中の日常生活が、結果的に行動療法になったためです。

「結局薬飲むのかよ!!」と思った方も、まぁあとしばらく読んでください。

ADHDは一生ポンコツと思われがちなんですが、私を含め、徹底的に反復練習したことは問題なくできる人も多いんです。

たとえば「お弁当箱を流しに出すのは毎回忘れる」子どもさんも、着替えることや歯磨きは比較的忘れにくいのではないでしょうか。

それは、後者の方が反復回数が圧倒的に多いからだと思います。

「ADHDは短期記憶が弱い」といわれますが、長期記憶は問題ないか、妙にいい場合があるんです。

つまり、毎日こなしたいタスクがあれば、徹底的に反復して、短期記憶から長期記憶のエリアに落とし込めばいいんです。

しかし、ADHD全開のままでは、慣れないことを始めるためのドーパミンが足りないので、この「タスクを反復する」こと自体が難しい・・・

ここで役に立つのが、ストラテラやコンサータなどの計画的な投薬です。

投薬は無投薬の生活を送る土台として役に立つ

以下でも書きましたが、

投薬をすると、ADHD特有のメリットは減少するのに対し、普通の人がやっている日常タスクはこなせるようになります。

不思議なことにストラテラやコンサータをやめても、この効果が完全に消え去ることはありません。多く反復したタスクは、投薬中止後もある程度できるようになっているんです。

「一生薬を飲むのか・・・」という葛藤でストラテラやコンサータ服用を迷っている人は「行動療法の土台を作る反復練習期間用」として利用できないか、ぜひ専門医と相談してみてください。

先ほど「結局薬飲むのかよ!!」と思った投薬絶対イヤ派は、夏休みや年末年始など「タスクを繰り返す」ことだけに集中する期間を設けても近い効果が出ると思います。

人間関係で恥ずかしい思いをすることがなくなって嬉しい

投薬が最も役に立ったと実感するのは、人付き合いに関してです。

私は投薬を始めて、自分のそれまでの「ADHD的空気の読めなさ」を客観視できるようになりました。過去の自分のどこがいけなかったのか、普通はどうすべきなのかがわかるんです。

そのため、ADHDが苦手とする「黙っているべき空気の時は黙る」「ヘタなことを言うくらいなら黙る」こともできるようになりました。

そしてここが大事!投薬をやめても、その状況判断は知識として自分の中に残るんです。

投薬をやめた私はいまだに「相手の気持ちを理解した人付き合い」ができませんが、いつ黙っているべきか、どの状況で何を話すべきかはかなり選べるようになりました。

投薬中に薬の効果を利用して「模範解答データベース」を頭の中に作ったので、無投薬の今でもそれを検索し、問題のない人付き合いができているんです。

(信じてほしいんですが「模範解答データベースを作って検索結果を口から吐く」という、一見血の通っていないコミュニケーション方針は、私なりに相手を大事にしたい苦肉の策なのです・・・)

以上が「投薬はそれ自体が行動療法でもある」と思う理由です。

しかし、冒頭でも述べたとおり人間には欲が出てくるんですね。次回と次次回は「普通以上の充実した生活」を送るために活用しているアプリと、ADHDでもこなせる計画のコツについて紹介したいと思います。

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