【Japanese Soba Noodles 蔦】とは、世界で初めてラーメンでミシュラン一つ星を獲得した偉業のお店。今回はそこで看板メニュー「特製醤油Soba」を食べてきたレポートです。
個人の事情なので手短に済ませますが、なぜ急に「月曜はラーメンの日」とか言い出したかというと、ライター仕事の方がランキング常連のラーメンくらいはひと通り食べておかないとかなりヤバい状況になってきたからです。説明終わり。
そういうわけで、ラーメンお勉強記念すべき第1回は蔦にしました。OMAKASEで予約していったので並ぶこともなく、ちゃんとお名前つきの予約席が用意してありましたよ。
「蔦」がピンとこない方も、セブンでこのラーメンを見たことがあるはず。こちらのお店です。
蔦はすっきり綺麗なインテリアでひと席もゆったり取ってあり、おひとり様にも過ごしやすいお店でした。カウンター席だと調理風景が見られるのも楽しい。
入店時から思ったのですが、接客も厨房の設備も調理も私が「ラーメン屋さん」と思うものとは異なり、「トラットリアとリストランテの間」という印象。見るものすること全部不思議でとても楽しいです。
こちらは予約客にのみ出される烏龍茶。まろやかな味で食後に飲むとさっぱりします。
ラーメンだけどラーメンじゃない!「特製醤油Soba」のお味は?
こちらがJapanese Soba Noodles 蔦の「特製醤油Soba」です。
右の「醤油Soba」に左の「特製皿」がついたセット。特製皿はそのまま食べても、トッピングにしてラーメンの味を広げてもよしのメニューです。
スープはひと口のむと「あっちょっと醤油強い!」と思うのですが、ふわんとトリュフのあと味が広がり、強めの醤油を一気にまろやかにしてくれます。
チャーシューの向こうにあるポルチーニ風味のソースや、バルサミコの何かのペースト、いちじくのコンフィチュール?などを合わせると味わいがどんどん変わり、夢中でレンゲを上下させるだけの生き物になってしまいました。
舌があんまり賢くないから「〜のなにか」「〜の味がするなにか」としか判断できない;
全粒粉入りと思しきストレート麺はコシがあって美味しいのですが、あくまでスープに主役を譲っている繊細な味わい。
特製皿は
- トマト風味のペーストを添えたラタトゥイユ
- 黄身がトロンを越してこっっってり!の玉子
- (私はすごい柔らかい鶏だと思って食べていたが)調べたら黒豚らしい(泣)エスプーマのせのチャーシュー・ベリー?のペースト添え
- 霜降り和牛のレアチャーシュー
など盛りだくさん。
アクセントは上から
- まろやかな辛味のチリペッパーソース
- 塩漬け胡椒
- 黒糖クランブル
だそう。
私がペーストを味見しては怪訝な顔をするので、手を止めて説明してくださりありがたいやら申し訳ないやら。
見た目はフレンチの趣がある一杯ですが、素材は全体的にイタリアン寄りなのですね。ラーメン一杯と特製皿にイタリアンのコースがギュッと凝縮してあるような、素敵なメニューでした。
機会があれば塩や限定メニューもぜひ食べてみたいと思います。ちょっとお金はかかるけど、予約をすれば席を確保できるのは気が楽ですね。
まだまだ猛暑ですが、行列店でも死なない程度に並びつつ、毎週1杯を目標にラーメンをお勉強していきます。
商品情報
■Japanese Soba Noodles 蔦 「特製醤油Soba」
■価格:3,000円