「絶体絶命ソースチャーハン」とは・・・
近年失われつつある「焼きめしにウスターソースをかける」という大阪独特の文化を救うため、大阪王将が「勝手に地域共生」として4月28日から提供している限定メニューなのであります。

もうその力の入れようったら、ただでさえ毎回派手な販促ポスターがさらにコントラストを増し、目がチカチカして10秒以上は見るのが難しいほど。
今回は、そんな大阪王将が絶滅危惧めしとして認定した「絶体絶命ソースチャーハン」のご紹介です。
混ぜて混ぜてかけて・・・ウスタードバドバのスパイシーチャーハン!
こちらが、大阪王将限定メニュー「絶体絶命ソースチャーハン(税込730円)」です。

チャーハンの上部には、炒り卵や海老、赤ウインナー、ゴロゴロなると、グリーンピース、紅しょうががトッピングされています。

下部の炒飯はボリュームがあり、上部のトッピングも広げてみると・・・

ちょっと器に広がりきらないくらいボリュームがありますね!
チャーハン部分はタマネギのシャキシャキ感が効いたシンプルな卵チャーハンです。

「焼きめしにウスターソースをかける文化」と聞いたので、ウスターソースを上からかけているのかと思いましたが、どうも私の食べた個体は混ぜ込んでもある気がする・・・
あとでスタッフさんに聞いてみたところ「チャーハンに混ぜて具にも混ぜて上からかけてもある」そうです。大盤振る舞いすぎない?!
ウスターソースを混ぜたチャーハンはスパイシーさとコクが増して、さらにクセになるパワフルな味にアレンジされていました。

トッピングの肉類はあえての赤ウインナー。独特のまろーっとした味がチャーハンにノスタルジックな風味を加えています。
なるとは大きめにカットされているので、もっちりした食感を楽しめますよ。

ちょっと口の中が単調になってきたら、紅しょうがでピリッと味変するのがおすすめ。また、卓上の具入りラー油をかけるとめちゃくちゃ香ばしくなってサイコーです!
けっこうボリュームがあるため、少食の人は少なめオーダーをおすすめします。有料で大盛りにもできるそうです。
ウスターソースをチャーハンに混ぜて具にも混ぜて上からもかけるとは・・・ずいぶん力が入ったようだけどこれは本来の味なのか?・・・という疑問も抱きつつ、でも食べられたのは得難い経験でした。
何十年後かに「昔は王将のチャーハンにはウスターがかかっておったんじゃ・・・」とか言って嘘つきババア扱いされているかもしれない。
「食べる」というより「喰らう」という表現が似合う、大阪を象徴するようにエネルギッシュな「絶体絶命ソースチャーハン」。絶滅を危惧する方はぜひ食べてみてください。
後日追記:王将の冷凍炒飯があれば家でも再現できる?
大阪王将の食卓情報サイトには、王将の冷凍炒飯に具材とウスターソースを加える再現レシピが掲載されています。(販売期間が終了したため)

ここで使用されている「中華屋の炒め炒飯」は絶版のようですが、王将公式の炒飯ならかなり再現できるのではないでしょうか。
ぜひ興味のある方はチャレンジしてみてください!