前回の記事から3ヶ月経ち「タスク管理できる」の内容に全く信憑性がなくなってしまいましたが、敗因の説明は後程いたします。もうもう申し訳ない。
ADHDのタスク管理はコツが必要!「スライドする」と「エサを撒く」の意味とは?
さて、このテーマの記事その1では「徹底的に反復したタスクはADHDでも身に付く」「たとえ一時的な投薬でも、その反復練習にはしっかり役立つ」ことについて述べました。
その2では「私の場合はこのアプリがタスク管理に最も役立っている」ことについて述べました。
今回は「ADHDでもこなしやすいタスク配置のポイント」について述べたいと思います。
何度でも、何度でもいいますが(人類まとめて一回で覚えてほしいな!)
私の記事を読んだとしても、ストラテラやコンサータを始める・止めるなどはまず専門医に相談してください。
また、ここで述べる方法が役に立つかどうかは、発達障害の度合い、不得意分野の仕事や受験中等そのとき当人にかかっている生活強度によっても異なります。
さて、筋金入りのADHDには「音が鳴ろうが家が爆破されようが次のタスクには移れない」という、お尻に生えた根がごんぶとのタイプもいるでしょう。
そういう人に試してほしいのが「タスク同士をスライドすること」と「大きいタスクにはエサを撒くこと」です。
タスク同士をスライドするとは?
以下は、前回も公開した私の一日の計画表です。
引用:1日予定表
仕事の時間がやけに少なくて恥ずかしいのですが、「自習」の時間も仕事の一部であるし、短時間しか働かない代わりに休みも作っていないので許されたいと思います。
さて、上記スケジュールの朝の時間帯にご注目ください。
動作性I Qが低いせいか、私は目が覚めてからすぐに活動できません。そのため「目を覚ます」ことに黄色の部分1時間をとっており、その後「ベッドでおめざ」に1時間をとっています。
起きはするがベッドからは出ないのです。(おめざの準備では一時的に出られる。不思議!)
そしてその後の「自習(資料読みなど)」もベッドで行います。つまり、仕事に手はつけるがベッドからはまだ出ません。
タスクは移っても場所は移らない。これが「スライド方式」です。
また(ちょっとわかりにくいのですが)昼11:30の黄色は「掃除」、その隣の紫は「エクササイズ」です。
比較的手をつけやすい掃除の次にエクササイズを入れることで「どうせ立って動いたのだから運動もしよう」と思えるようになっています。これもスライドです。
この方法だと、動作の負荷を下げつつ、瞑想やエネルギー補給、仕事、掃除や筋トレにまでいつの間にか手がついているのです!不思議!
大きいタスクにはエサを撒くとは?
私の一日で最も抵抗の大きいタスクは「起きること」と「外に出ること」です。(仕事じゃないのかよ)
そのため朝「起きる」のタスクをこなせるよう「おめざ」のエサを撒き、「外出(&外で仕事)」のタスクをこなせるよう「昼食」のエサを外出後に置いて撒いています。
エサが全部食カテゴリなのがまさに「エサ」で恥ずかしいのですが、あえて「なにか食べたいならタスク消化が必要」な状態にしているのです。
これが「大きいタスクにはエサを撒く」です。
「こんな計画立てられるのフリーランスだけだよ」という意見はごもっともです。しかし「状況は異なってもどこか自分に活かせないか」と思えるかどうかが、生活改善につながるのではないでしょうか。
なんで3記事目の更新に3ヶ月もかかったの?
前回のブログから今回まで3ヶ月もかかってしまった敗因なんですが、青色の「仕事」の部分に
「仕事かブログか読書」という幅を持たせていたのが良くなかったと思います。
フリーランスの仕事って不安定なので、その日のタスクが無いときもあり、そういうとき用に幅を持たせていたんですが、
皮肉なことに(?)この3ヶ月は何かしら仕事があり、そのためこの時間をこちらのブログに使えなかったのです。
(「期間限定メニュー食べ歩きブログ」は書いていたんですが、あれは新鮮さが命だから・・・)
「ブログタスクをコンスタントにこなすには?」と試行錯誤した結果、おめざの時間を兼ブログの時間にする戦略をとることにしました。
この記事も朝日のなかで書いております。資料準備の日もあるので毎日更新ではないのですが、さて、改善されるかおたちあい。
なによりも鍵になるのは「やれば終わる」という成功体験
これまで3回に分け、
「ADHDでもこなせる!一日の計画を立てるコツ」
を紹介する記事を書きました。
まとめると、投薬を「一時利用」で済ませても充実した生活を送る方法として
反復練習等、行動療法を目的とした投薬での土台づくり
ふさわしいスケジュールアプリの活用
スライド方式とごほうびを利用したスケジュールプラン
を提案しています。
なかなかぴったり計画通りにいかなくてもいいんです。
最も大事なのは、一つずつやればちゃんと終わるんだなぁ・・・という成功体験を積めること
これこそ、生涯にかけて役に立つ一番の収穫だと思います。