懐かしい別世界へ!「あの頃の給食とデパートでお子様ランチ」トキワ荘通り昭和レトロ館

展示会巡りと感想
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2024年11月1日から2025年2月16日まで、トキワ荘通り昭和レトロ館では「あの頃の給食とデパートでお子様ランチ」展が開催されています。

高度経済成長期に盛んとなった家族でデパートへお出かけする文化や、明治20年代からの給食に関する展示は、昭和生まれならずともどこか懐かしく、ワクワクすること間違いなしです!しかも入場料は無料。

昭和54年生まれで給食にはなぜかポテトチップが出ていた私、ノスタルジックに浸るべく訪問してまいりました。

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昭和の雰囲気溢れる、デパートと学校が広がる展示室

トキワ荘通り昭和レトロ館そのものも、大変ノスタルジックで味わいのある内装であります。

展示室に入ると・・・

正面には木製机の並ぶ教室を模したスペースが、

左側にはデパートの大食堂を模したスペースが広がっています。

テーブルのメニューは、両親と子ども2人がデパートの大食堂で食事をしているイメージだそう。

お子さまランチ、ナポリタン、ラーメン、お寿司などのメニューが並びます。

個人的に、デパートの大食堂は祖父母に連れて行ってもらう場所でした。

私が子どもの頃はもうデパートの食事処=大食堂ではなく、今と同じくハンバーグや蕎麦などの専門店がメインでしたので、当たり前に大食堂を選ぶのは祖父母の時代までだったのかもしれません。

お子さまランチ越しに見る昭和の教室もオツなものですね。

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給食の移り変わりー明治22年から昭和60年代まで

展示室の中央は教室スペース。木製の椅子には座ることもできるそうです。座るとちょっと授業を受けている気分になれます。

地域にもよりますが、昔は低学年の教室にはオルガンがあって、音楽の授業を教室で受けられたんですよね。教室移動というものが3~4年生くらいまでなかった気がします。

机のいくつかでは、

  • 日本で最初に学校給食が実施された明治22年
  • 学校給食法が制定されたあとの昭和30年代
  • 生ミルク(牛乳)の本格供給が始まったあとの昭和40年代
  • 米飯給食が正式導入されたあとの昭和60年代

の給食メニュー例を見ることができます。

会場で頂けるリーフレットによれば、明治22年、現在の山形県鶴岡市にある私立小学校が日本で最初に学校給食を実施し、これは経済的に困窮している欠食児童のためのものだったそうです。

ちなみにこのリーフレット、入場無料の展示とは思えないほど読みごたえがあります。

母がいまでも「オエー」という顔をする脱脂粉乳ですが、味わったことのない人間にとっては伝説を感じます。鯨の竜田揚げにも「これが音に聞く・・・」と興味しんしん。

昭和54年生まれはソフト麵世代からも少し外れているので、これにも興味しんしん。

「全然ほぐれないので袋の上からフォークで切った」という話をよく聞きますが、サンプルはほぐしたあとのようです。

これが私の世代の給食にもっとも近いかも・・・牛乳は瓶で食器はアルマイトでしたが。

米にも平気で牛乳を合わせるという栄養数値優先のきらいはありますが、たいていのメニューをおいしく頂いていました。

どころか、毎日給食のメニューを暗記していてかつお代わりもするので「給食の女王」というあだ名がついていました。恥ずかしいよ!

一番好きでかつ周りにも人気だったのは「チキンのホイル巻き」かな。味付けしたチキンにチーズを挟んでホイルで巻き、ホイルごと油で揚げるのだそうです。

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新幹線が動く!屋上遊園地コーナーも

部屋の右側には、昭和生まれの新幹線型遊具も。

毎週日曜日の決まった時間、小学校3年生までなら乗れるそうですよ!(運休の場合は公式Xで告知)

乗車記念にオリジナル硬券ももらえるそうです。

小さな展示ですが、別世界を味わえる「あの頃の給食とデパートでお子様ランチ」展。平成や令和生まれの方もきっと楽しめますので、ぜひ訪問してみてください。

アクセス

情報ページ

トキワ荘通り昭和レトロ館(豊島区立昭和歴史文化記念館)|豊島区公式ホームページ
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