京都大阪旅、嵐山で伊藤若冲展を鑑賞したのちは、お茶をして早々に宿へ。俵屋旅館さんにお世話になります。
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トロトロさがたまらない、お着き菓子の自家製わらび餅。
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とても若くて物を知らなかった頃、このわらび餅を「お土産に買って帰りたい」と言い、そういう類のものではないことを優しく教えて頂いた、時の流れと我が愚かさを思い出すお菓子でもあります。
さて、俵屋さんのお食事についてはショート動画を作ってインスタに上げましたので、よかったらご覧ください。(お手持ちの設定によっては音が出るかもしれません)
お食事の紹介はそこそこに今回見て頂きたいのは、この染付なんですよ。
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胴に「福 禄 寿 喜」とあるので、七福神の一柱、福禄寿をモチーフとした染付なんですね。そのため持ち手が小さな打ち出の小槌になっています。
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そして、他は染付なのに、この小槌の部分だけ色絵なんですよ…!お洒落ですよね!お洒落ですよね!(食事中に大興奮)
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中には射込み蕪が入っていました。青い染付を開けると色鮮やかなお料理が出てくる演出も素敵です。
ただこの小槌ちゃんは、つまみとしてはあまり向いていないようで、かなり慎重に持たないとガチャンとなってしまいそうという…
利便を二の次にするのも制作者の美意識というか、美しいものの宿命なのかもしれません。お洒落は我慢といいますしね。
他にも、
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吹き墨の輪花フクロウ君や、
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陽刻蓮弁文?の鉢など、お腹はもちろん目も満たされる素敵なお食事でした。
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朝ごはんも美味しく頂きました。揚げ出し豆腐をお願いできると知ってから毎回頼んでしまいます。舌が…舌が東なのです、すみません。
さて、美術館巡りが好きになってから、私は両親と一緒に東京に帰らず2人を見送るようになりました。
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ここからは、アラ古希にはとてもさせられない体力勝負貧乏旅が始まります。一路大阪へ!
次の記事は、やっとこの旅行記のメイン「大阪市立東洋陶磁美術館編」です。
うっかりアラ古希に体力勝負貧乏旅をさせてしまった記録はこちら↓