太宰治 【太宰治】「右大臣実朝」に見る太宰の生涯のテーマ「卑しさと高潔さ」 日本人作家、少なくとも明治の文豪の中で「卑しい人間」を描くことにおいて太宰の右に出る者はいないと思う 処女作「列車」の語り手の偽善ぶりには思わず眉をひそめさせられ、遺作「グッド・バイ」の主人公はもう遺作にふさわしくまぁ卑しい、吐き気を催す... 2017.07.10 太宰治